ちたんな日々

知多半島出身、現在西三河在住。乗り物成分多めです。
ごゆるりと、お付き合いくださいませ。
<< 北海道新幹線開業記念 青森&函館旅行 その1 | main | 北海道新幹線開業記念 青森&函館旅行 その3 >>
スポンサーサイト
0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    - | | - | - | - | - |
    北海道新幹線開業記念 青森&函館旅行 その2
    0

      長らくお待たせいたしました。旅行2日目の様子をお伝えしたいと思います。

      ようやく、青森県の話が本格的に出てきます。

       

      おはようございます。1月3日朝の青森駅です。

      この日は、「日本最北の私鉄」津軽鉄道と、北海道新幹線などに乗車します。

       

      まずはここから列車……ではなく、

       

      弘南(こうなん)バスの路線バスに乗りました。なぜかというと、列車の時刻がうまく合わず、バスの方に時刻が合う便があったからです。

       

      積雪によるダイヤ遅れが懸念されましたが、そこは地元のバス会社。多少雪の残る道も走破し、大幅な遅れが発生すること無く終点に到着しました。

       

      行き先表示でネタバレしてますがやってきたのはここ。

       

      JR五能線・五所川原駅、そして隣接する津軽鉄道・津軽五所川原駅です。

      ちなみに構内は跨線橋でつながっています。

       

      まずはここ、五所川原から津軽鉄道に乗車します。

      ここで、津軽鉄道について少し説明します。

       

      津軽鉄道は、青森県五所川原市の津軽五所川原駅と、同県中泊町の津軽中里(なかさと)駅を結ぶ鉄道で、日本で一番北にある私鉄です。

       

      基本的にレールバスで運行される鉄道路線ですが、旧形客車や機関車も保有しており、季節に合わせたイベント列車の運行を盛んに行っています。

       

      今回は津軽鉄道の代名詞的存在である、冬のイベント列車に乗車します。それがこちら。

       

      旧形客車を用いた「ストーブ列車」です。この車両を利用する際には、乗車券の他に「ストーブ列車券」が必要となります。

      ちなみに旧形故、完全手動ドアなので乗降時にはご注意ください。

       

      つり下げサボに社紋、硬券乗車券など、レトロな物たちが旅情を盛り上げます。

       

      そして車内のストーブがこちら。石炭をくべる「ダルマストーブ」です。

      車内販売でスルメを買うと、このストーブを使って焼いてくれます。

       

      なお、車内にはSG(蒸気暖房)の管が配置されていますが、蒸気は供給されませんのでご了承ください。

      その分ストーブで温まりましょう。

       

      今回乗車したストーブ列車は、機関車ではなく「走れメロス号」と称されるレールバスが牽引します。

      詳細は後述しますが、津軽鉄道沿線は「走れメロス」の作者、太宰治の縁の地です。

       

      レールバス車両の方は運賃のみで乗車でき、イベント列車と地域の足を両立させています。

       

      雪原をひた走るストーブ列車。これぞわざわざ冬に雪国に来てこその車窓。

      多少隙間風が入りますが、ストーブは温かい。

       

      途中、嘉瀬(かせ)駅には19年前にSMAP・香取慎吾さんと地元の子供たちが絵を描いた車両が保存されていました。

      ただ、塗装の劣化が痛々しいです。

       

      終点の津軽中里駅に到着です。日本の私鉄最北の駅だそうです。

       

      レールバスの入換を待ち、折り返し乗車。

      今度はレールバスの「走れメロス号」に乗ります。

       

      車内には太宰治・著の本があります。

      先ほどチラっと触れましたが、津軽鉄道沿線は小説家・太宰治の出身地があります。

       

      途中、金木(かなぎ)駅のホームには小説「津軽」の一部が書かれた看板がどーんと立っています。

       

      再び五所川原駅に到着。今度は北海道新幹線に乗りに行くべく、五能線の列車に乗車。五能線色と呼ばれるカラーをまとったキハ48+キハ40に乗車。

       

      途中、川部駅で乗り換えの合間に動画や写真を撮影しました。

      五能線の観光列車「リゾートしらかみ」(橅<ブナ>編成)にも出会うことができました。

       

      さて、ようやく乗継列車の普通青森行き(701系)が到着したので、新幹線接続駅の新青森駅へ向かいます。

       

      新青森駅に到着し、新幹線ホームへ移動。

       

      北海道新幹線・新函館北斗行きのE5系「はやぶさ」に乗車します。

       

      さて、ここで北海道新幹線について少し説明します。

       

      北海道新幹線は、2016年3月26日に、東北新幹線・新青森駅から北海道の新函館北斗間で開業した新幹線です。

      多くの列車が、東北新幹線と直通運転を行っています。

       

      専用線を持つ「フル規格新幹線」ではありますが、青函トンネルは既存の施設をそのまま使い、貨物列車と線路を共用して走行します(貨物列車に対応するためこの部分は三線軌条となっている)。

       

      貨物列車と新幹線が同じ場所を走行するというのは過去に例の無いことであり、特にトンネル内においては風圧によってすれ違う貨物列車が脱線する危険性が懸念されるため、青函トンネル内は在来線特急時代と同じ時速140キロの速度制限が新幹線にかかります。

       

      実際に青函トンネル区間を乗車してみると、風景の流れ方(トンネルでも蛍光灯などはあったりするので)や空切り音・摩擦音なども穏やかで、確かにスピード感を感じませんでした。

       

      安全第一とはいえ、この速度制限が所用時間のネックにもなっているので、技術的課題の克服が待たれます。

       

      しかしながら、時速200キロ以上の高速運転が可能な部分も多いため、速達効果は決して無視できるものではありません。

       

      そんなこんなで新函館北斗駅に到着。昨年の記事で触れたように、かつての渡島(おしま)大野駅が生まれ変わりました。

       

      ここから新幹線連絡列車「はこだてライナー」に乗車して函館駅へ向かいます。

      車両は「はこだてライナー」のために新造されたJR北海道・733系1000番台で、どこかメカっぽさを感じるメタリックな外観の車両です。

       

      函館駅に到着。プロ野球・日本ハムの大谷選手のポスターで北海道新幹線の開業をアピールしています。

       

      函館駅ではJR北海道の列車や路面電車の写真や動画をちょっと撮影しました。

       

      函館駅を発車するキハ40の動画2本

       

      新塗装の261系 特急「スーパー北斗」

      183系 特急「北斗」

       

      函館駅前を行きかう路面電車。

       

      続いては、青森へ戻る第一歩として、道南いさりび鉄道・木古内(きこない)行き普通列車に乗車します。

       

      道南いさりび鉄道は、JR函館本線・五稜郭駅から分岐し、木古内駅までの新幹線並行在来線(旧JR江差線)を引き継いだ第三セクターの鉄道会社です。

       

      車両はJR北海道(もっと遡ると国鉄)から継承したキハ40を使用しています。

       

      新幹線並行在来線は、かつての華であった長距離特急が無くなり、往々にして厳しい条件下での運行を強いられるケースが多いですが、道南いさりび鉄道はその上に古い車両を継承して運転しています。

       

      今後の経営状況が懸念されるところではありますが、地域や観光の足として、踏ん張ってもらいたいと思います。

       

      東日本の日暮れは早い(去年も同じこと言った)。

      終点の木古内駅に到着する頃にはどっぷり日が暮れていました。

       

      ここで再び北海道新幹線に乗り換えます。

       

      道南いさりび鉄道の駅舎内には鉄道模型や、サボ・駅名標など実物の鉄道関連品の展示スペースがありました。

       

      駅前には「道の駅 みそぎの郷 きこない」があります。今回はここで北海道のお土産を購入しました。

       

      なお、木古内駅は新幹線の停車駅ではありますが、売店等はありませんので、木古内駅から新幹線に乗る際はここでお土産等を購入するのが良いでしょう。

       

      木古内駅から新幹線で新青森駅、新青森駅から奥羽本線普通電車を乗り継いで青森駅に戻ってきました。

       

      もうすっかり夜。青森駅前にある「青森ベイブリッジ」とその周辺がライトアップされていました。

      早朝から濃密な日程をこなしたこの日の行程も無事終了。

       

      ちなみにこの日の青森県の天気は雪、函館は晴れ時々曇りぐらいだったので、この日に関して言えば北海道の函館より青森の方が寒かったです。

       

      旅行 | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      スポンサーサイト
      0
        - | 00:32 | - | - | - | - |









        トラックバック機能は終了しました。



        CALENDER
        Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
             12
        3456789
        10111213141516
        17181920212223
        24252627282930
        31      
        << March 2024 >>
        PR
        SELECTED ENTRIES
        CATEGORIES
        ARCHIVES
        RECOMMEND
        LINKS
        RECENT COMMENTS
        PROFILE
        MOBILE
        qrcode
        OTHERS
        Search this site.